昔、随分と絵本を読み聞かせて呉れたらしいのだけれど
あんまり覚えていないのが正直な話。
それでも確実に血肉になっているんだろうな。
なんてひどく感謝。


絵本の魅力なんてのは様々ですが
情報量の少なさが導く物語の広がりに惹きつけられる処は大きいですよね。
受け手の内部に大きく創造性を齎すのは文芸に限らず良い作品の要素であると思う。
必ずしも言葉遣いや文体の問題だけではなくある意味で絵本は小説と詩の間に位置している存在だと思う。
勿論然し詩で謂う処の命懸けの飛躍よりも優しい関係は単に中庸以上の処に位置していて遜色なくその存在を尊いものにしていると思うわけで。
たまに素敵すぎて困る絵本とかある。